先日、今更ながら購入したChromecast。(TOPの写真はフリーのストックフォトサービス「ぱくたそ」様から拝借。)
自室のTVで使っていると、リビングに設置してあるルーターから距離が遠いためか、いまいち無線LANの接続が安定しなかったり…そして、PCの置いてある机や主にタブレットを使う時に寝ているベットの方にTVを動かすとマシにはなるという…(1mくらいの話なんだけどねぇ…)
日本ではイーサネットアダプタの販売もまだなので、この環境を改善するには、無線LAN中継器(リピーター)もしくはレンタル品のルーターよりも出力の大きいルーターを買うくらいしか手がないかなぁと思いつつ、ADSL時代に使っていたルーターがいくつか余っていたので、物は試しにそのルーターの一つを無線LAN中継器にしてみたところ、接続自体は安定するようになりました。(中継器を経由させる都合、おそらくDL速度は遅くなっているんだろうけど。)
というわけで、古いバッファローのルーター「WHR-G54S」を無線LAN中継器にするまでの覚え書き。
標準機能のままではどうしようもないので、まずは改造ファームウェア「DD-WRT」を導入。
上記サイトの上部メニューにある「DAWNLOADS」を押し、機器名で検索。
対象のファームウェアが見つかるので、そこを選択。
7/11現在、配布されているものは2つのバージョンで両方ともβ版。
自身で使いたい方をダウンロード。
※ どちらがいいかは不明ですが、自分は新しい方の「Standard Generic」をダウンロードしました。
そして、古い方のバージョンの方にあるフラッシュツール「TFTP-Client for Windows」もダウンロード。
ダウンロードした上記ファイルを作業用のノートPCに転送し、そのノートPCを一度、自宅のLAN環境から切り離し、ルーター「WHR-G54S」とLANケーブルで1対1接続。(直結)
ノートPCのIPアドレスを「192.168.11.2」に変更。(末尾は2~64の範囲ならどれでもOKなはず。)
ルーター底面のINTボタンを長押し(3秒程度)し、ルーターを初期化。(初期化することで、WHR-G54SのIPアドレスは「192.168.11.1」になります。)
「TFTP-Client for Windows」を起動し、Server欄にルーターのIPアドレスを入力し、File欄に導入するファームウェアのパスを指定。
これで準備は完了。(Upgradeボタンはまだ押さない。)
ルーター底面のINTボタンを長押しし、前面のDIAGランプが赤く点滅しはじめたら、Upgradeボタンを押せば、ファームウェアの書き込みスタート。
※ タイミング次第ですが、成功すればファームウェアの書き込みが始まり、ソフト上の灰色の◯部分が緑色になります。失敗の場合は赤色になるので、その時は再度、INTボタンからやり直し。
※ あくまでも、ルーターが起動するまでの間に押すことが必要で、DIAGランプ点滅中の消灯状態の時に割り込む形なので、その辺はタイミング次第で成功すると思います。
無事、ファームウェアの書き込みに成功したら、次はルーターの設定になります。
まずは、PCのIPアドレスを「192.168.1.2」(3つ目の数値を11→1に変更、末尾は2-128の間)に変更し、ブラウザのURLの欄に「http://192.168.1.1」と入力することでルーターの設定画面にアクセスします。
初回アクセス時は、ルーターアクセス時のユーザー名とパスワードの編集があるので、まずはそれを設定します。
そして、デフォルトだと英語表記なので、抵抗のある方は上記メニュー右から2つ目の管理メニュー(Management)から言語を日本語に変更しましょう。
この後は、ルーターを無線LAN中継器にする設定で、
まず、上記メニューの「機器診断」→「無線LAN」を選択し、
一番下にある「サイトサーベイ」を選択。
近隣の無線ネットワークの一覧が出るので、自宅の無線を選択。(「Join」→「Continue」の順に押します。)
次に、「無線LAN」→「基本」を選択し、無線LAN MAC動作モードを「RepeterBridge」に、無線LAN PHY動作モードを「Mixed」に設定し、仮想インターフェース設定の追加ボタンを押すと上記SSのような状態になります。
仮想インターフェースのSSIDを任意のものに変更(ここではデフォルトのままで進めます。)し、
今度は、「無線LANセキュリティー」を選択し、各インターフェース毎のセキュリティー設定を行います。
物理インターフェースは自宅の無線環境で、仮想インターフェースがこのルーター自体の設定になりますが、セキュリティー設定は自宅環境によっても変わると思うので、上記SSは我が家の場合の設定になります。
そして、「詳細」を選択し、「送信出力」の設定を行います。
一応、日本の法令上は「10mW」が上限らしいので、お好みで設定しておきましょう。
上げればいいというわけでもないので…詳しくはぐぐりましょう。
最後に、自宅の無線LAN環境に合わせて、IPアドレス等の設定を行って、設定は終了。
試しに、接続テストをしてみましょう!
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